野地板増し張りカバー工法
既存の屋根に野地板(構造用合板)・防水シート・新しい屋根を重ねます。
雨漏りや結露などにより野地板が傷んでいると、新しい屋根を固定する力が弱いのでこの工法で行います。
施工前
一目で流れた月日を感じます。元の色がわかりません。汚れ・苔の付着も激しく、棟・ケラバの板金部分はサビています。屋根の形は腰折れのある切妻、腰折れとは屋根のてっぺんから下る途中で勾配が急に変わる部分のことです。写真では手前にカクっと角度が変わっているのがわかりますね。
施工後
美しいブラックの屋根に変身、水平方向の「重なり段差」がなく直線が際立ち、大柄ちぢみ模様のトップコートの質感が深みを出しマットに光ります。 表面は遮熱塗膜、裏面には ウレタンフォームを吹き付けてあるので「遮熱」「断熱」「防音」今回の工事で棟には「 換気 」 、軒先には「 雪止め 」も付いて快適と安心をプラス。
屋根
【野地板増し張りカバー工法】
福泉工業㈱ シルキーG2 ブラック
既存の化粧スレート屋根を剥がさず金属屋根を重ねました。
ガルバリウム鋼板に遮熱顔料入り大柄ちぢみ塗膜を採用、意匠性と遮熱性を備え、裏面には硬質ウレタンフォームが吹き付けられ断熱効果+雨音軽減で快適な住まいを実現。
また日本瓦の約1/10(坪あたり)の軽さなので建物への負担が少ないです。
施工の様子
① 棟板金とその中の貫ぬき(木材)を撤去します。棟板金は激しく腐食し貫もかなり傷んでいました。
② 野地板を張ります、手前は軒先から腰折れまで張ってあり、奥はすでに野地板の上に防水シート(下葺材)まで施工してあります。
③ 全面の防水シートが張り終わりました。
④屋根材本体も下葺材と同様に軒先から棟に向かって、下から高い所へと施工していきます。